裏六甲ハイキング 有馬~七曲滝~百聞滝 2014年2月16日
5:30に有馬温泉駅駐車場に到着。さすがに真っ暗ですので日の出まで仮眠。
6:30 予定通り日の出。軽くアップして出発です。
駐車場はアイスバーンだったのでチェーンスパイク(軽アイゼン)を装着。
今回は初めてのルートであることと単独ですので道迷いに若干の不安を抱いています。
時間が早いのか私以外の登山者は全く見かけませんでした。
ロープウェーの脇から紅葉谷道を進むこと約5分、目に映ったのはまさかの土砂崩れ!!
恐ろしいことにまだパラパラと崩れています。これは怖いですね。
進むか引き返すか悩むところですが、安全を確保しながら進むことにしました。
山は楽しいですが、全て自己責任ですので無理ならば引き返すべきでしょう。
私は雪山は今回が初めてです。ゲイター、軽アイゼンと装備はしておりましたが、
正直言って、こんなに積雪しているとは思いませんでした。
いつもアドバイスを頂いている先輩方に感謝です。 装備がなければ断念していました。
今回で一つ勉強になったのですが、積雪で登山道が非常に分かりづらくなるんですね。
私の前を歩いていた方がいないので足跡すら無く、ルートが合っているかどうか不安です。
地図を読みながら進むこと30分、ようやく足場の細い道に差し掛かりました。
この場所かは不明ですが、去る2月9日に2名の方が滑落して大怪我をされたようです。
恐らくテレビで放送した影響で、人が増えたことも影響してるかもしれません。
気軽に楽しめる登山ですが、十分な装備と自己管理が出来ていないと登山は危険です。
特に低山だからと安易な気持ちで臨むと大怪我をします。
幸い、私にはアドバイスを下さる先輩方いますので今のところ怪我はしていません。
7:20 冷たい川を越えようやく到着。七曲滝。美しい氷瀑です。
絶景ですね。誰も居てないしとても贅沢な時間です。
ついつい時間を忘れて小1時間程この場所に滞在していました。
太陽が昇っていくに連れて氷の色が変わっていく様は本当に美しいです。
到着時は青っぽい色だったのが、少しセピア色に変化していきます。
今日ほど1眼カメラを買おうと思ったことはありませんでしたね。
時間もまだ早いのでこのまま百聞滝に行くことにしました。
それにしても風が凄く強いです。油断すると体を持っていかれそうです。
紅葉谷道から百聞滝方面への分岐を経て進んでいると大きな倒木がありました。
写真を撮っておきたかったのですが、余裕をこいて怪我したくないのでやめました。
初めてのルートだし、ただでさえ積雪でルートを失いやすいですし。。。
それにしても雪の重さは大木をも折ってしまうのですね。。。恐ろしや。。。
8:30 分岐点から下ること約5分、見えてきました百聞滝。
残念ながら、七曲滝程は凍っていませんでした。
それでも、この滝は美しい自然の造形を見せてくれました。
氷柱のなる山苔や、氷柱に閉じ込められた苔など神秘的な美しさです。
本来ならばこのまま下山する予定だったのですが、
あまりの雪山の美しさに惹かれて、もう少し滞在することに決めました。
結論として縦走路まで出て一軒茶屋を経て魚屋道で有馬に戻ることにしました。
やはり進んで正解でした。大阪から1時間程度の距離で、
これほどまでに美しい世界があるとは思いもしませんでした。
美しい樹氷の世界がそこにはありました。早い時間のせいか人もいません。
何とも言えない、スローモーションの様な贅沢な時間でした。
美しいのは良いのですが、この辺りは雪が柔らかくて膝まで沈みました。
中々体力を奪われるものですね。。。 トレーニングしてて良かったです。
9:27 縦走路到着。 写真を撮りまくってたら結構な時間が過ぎていました。
少しだけガーデンテラスに寄り道しました。 トイレにw
この辺りの積雪は強烈でした。深くて進みにくいです。
寄り道せずに真っ直ぐ一軒茶屋に行けば良かったなぁ。。。
10:20 一軒茶屋到着 ガーデンテラスからこんなに遠かったっけ?
そんなことを思いながらアスファルトを歩いていました。
余計な時間をロスしたので最高峰は諦めました。
11:00 一軒茶屋出発 カップ麺を食べて温まったところで出発。
下りは結構なアイスバーンになってましたので、膝に負担がかかりました。
途中に大きな倒木があり、乗り越えるのにかなり苦労しました。
すれ違う人に大きな倒木あるよーと注意を促しながら下山。
11:50 有馬温泉駅到着 この時間から登られる方多いんですね。
駐車場が満車になっており、車を出すのに苦労しました。
もうちょっと考えて停めろよな。。。 マナー悪すぎやろ。。。
それはさておき、今回の山行は非常に満足のいくものでした。
冬山の美しさに心を奪われました。