六甲全山縦走 2016年3月20日
急に外せない予定が入ってしまい、アルプス行きは断念せざるを得なくなった。
20日午後で予定が終わったので、一人電車に揺られて塩屋駅を目指した。
何度か歩いた六甲全山縦走路、今回は起点である塩屋駅からスタート。 COMMENT お疲れ様でした。 No title O様へ タキビ様へ 目目連様へ
大会時は須磨浦公園からだが、本来の縦走路は塩屋から始まる。
18:46 塩屋駅 出発。
住宅街の中を抜けて行くが、道標に従って進むと縦走路へと入っていく。
道標やこうゆう看板を見ると、六甲山に対する想いが伝わり、何だか嬉しく感じる。
住宅街から突然アスファルトが途絶えて現れる登山道。 始まりはとても優しい登り。
19:18 旗振山 通過。
塩屋から約30分。 個人的な感想を言えば須磨浦公園からより登り易い。
花見と夜景を楽しめるが、長居は出来ないので早々に立ち去り先へと進む。
野良猫に遭遇する率が高かったが、時折姿を見せてくれたのは人慣れした狸。
19:31 おらが茶屋 通過。
長い階段を下りきると高倉台市街地を抜ける。 ここの通過には音に気を使う。
市街地を抜けて橋を渡り左へ進むと400階段。 右へ行くと旧縦走路がある。
400階段はペース良く、休まずに一気に登り切る方が身体は楽。 止まるとダメ。
19:51 栂尾山 通過。
20:02 横尾山 通過。
見通しが効かないので当然だが、夜間の行動は日中より動きが鈍る。
この様な鎖場であったり足元の悪い場所では特に神経を使う。
六甲山の特徴的な花崗岩。 風化が激しくザレているのでドライでも滑り易い。
20:12 須磨アルプス 通過。
20:17 東山 通過。
東山を通過すると一旦住宅街に入り、しばらくは市街地を歩く事になる。
妙法寺から急な山道を登り詰めると高取神社。 安井茶屋を経て再び市街地へ。
丸山市街地から鵯越駅を経て菊水山へ。 縦走路のハイライト的な存在の山だ。
21:48 鵯越駅 通過。
今回の山行に当たって決めていたことがあった。 ショートカットは使わない。
加藤文太郎氏に敬意を払い、氏の歩いた道をしっかりと踏みしめたいと思っていた。
それに私にとって時短はナンセンスだ。 私の山行に達成感は必要ない。
山が好きで山に居る。 時間に追われる山行なら仕事でもしている方がマシだ。
とは言うものの、夜間の単独行での山行は褒められたものではないが。。。
菊水山の階段。 ここから一気に高度を上げる為、急峻な登りが連続する。
個人的には縦走路の中で、ここの登りが一番キツいと感じる。
今夜は貸切だが、縦走大会時には渋滞が起こるポイントとしても有名。
山頂までにこの黒い階段が8ヵ所ある。 6番目の階段が一番長い。
7番目の階段で踊り場があり、そこから来た縦走路を眺めることが出来る。
眼下にはゴルフ場。 その先には神戸の夜景と海。
明かりの無い部分が縦走路。 天気の良い日中なら歩いてきた山々が一望出来る。
22:33 菊水山 通過。
大会時にはここが第一チェックポイントとなる。 去年の11月が懐かしい。
菊水山を経て一気に高度を下げて鍋蓋山への取付きへと向かって行く。
23:04 天王吊橋 通過。
鍋蓋山は菊水山の登りに対して階段や急登は殆ど無い。
菊水山から連続して登るのでキツいと感じるが、単体で見れば大した登りではない。
23:27 鍋蓋山 通過。
ここから市ケ原までは快適なトレイルが続く。 足に負担も少なくて非常に歩き易い。
大龍寺には自販機が復活しており、非常に有難い補給ポイントである。
六甲全山縦走は補給ポイントとエスケープルートが沢山あるのも魅力の一つ。
最低限の装備で挑めるし、何処でリタイアしても安全にエスケープ出来る。
最悪の場合は車道が近いのでタクシーを呼んで下山も可能と至れり尽くせり。
0:07 市ケ原(桜茶屋) 通過。
去年夜間に訪れた時は電源が切られていたが、この日は自販機が動いていた。
桜茶屋にはトイレもあり河原でBBQも出来る為、日中は沢山の人で賑わう。
菊水山、鍋蓋山、摩耶山が全山縦走路の中でも大変な登りとされる。
摩耶山は激しいアップダウンはないものの、距離が長いのが特徴的。
実際に歩いてみれば判るが、いつになったら掬星台に到着するのかと思ってしまう。
極端な感想だが、ダラダラと長い、地味に疲れさせる登りが断続的に続くイメージ。
ゴロゴロ坂の看板が見えればもう一息で掬星台。
この石階段が目印で、これを登り切れば舗装路に変わり電波塔が見えてくる。
1:20 掬星台 通過。
縦走大会ではここが第二チェックポイント。 ホットレモンの無料サービスもある。
案の定、沢山の恋人達で賑わい、多くの方が神戸の夜景を楽しんでいた。
長居は無用なので、さっさと脱出。 長く居座ると何故か空しくなってしまう。
アゴニ―坂を経て六甲山最高峰へ。 ここからは惰性でも宝塚へ進むことが出来る。
ドライブウェイを進んでも行けるが、本来の縦走路を歩く為に三国岩を通過する。
2:25 丁子ヶ辻 通過。
丁子ヶ辻からはドライブウェイに沿って記念碑台を経てゴルフ場を抜けて行く。
3:03 六甲ガーデンテラス 通過。
極楽茶屋跡からドライブウェイを歩く事が増えるので車に要注意。
車道を横切って縦走路を歩く。 登山道、車道どちらでも向かう先同じ。
3:48 六甲山最高峰 通過。
山頂を少し下ると一軒茶屋。 大会時の最終チェックポイントがこの場所。
補給ポイントは一軒茶屋前の自販機が最後となるので水分の残量を確認。
トンネルを抜けて最後の踏ん張りどころ、六甲の東側へと入っていく。
船坂峠、大平山までは断続的なアップダウンが続く。
ザレて滑り易く、水捌けが悪いので泥濘んでいることが多く、足が疲れるポイント。
5:09 大平山 通過。
大平山で舗装路を歩き、再び登山道に入りドライブウェイを横切る。
この石階段を下ると大谷乗越。 歩きだとここから塩尾寺まで30分程掛かる。
5:26 大谷乗越 通過。
大谷乗越から東の空を見上げると空が白んできた。
夜明けまでに宝塚に到着出来るかと思ったが、予想以上に時間が掛かってしまった。
ヘッデンが連続使用により不調になったのと、左足の薬指と小指に痛みを感じていた。
大谷乗越から塩尾寺に抜けるまでに、東の空から完全に太陽が登ってきてしまった。
6:15 塩尾寺 通過。
スタート時は往復してみようと息巻いていたが、モチベーションの持続は難しい。
靴の中で爪先に嫌な痛みが続いていたのも原因、とゆう名の言い訳にしかならない。
実際に帰宅してからソックスを脱ぐと、薬指と小指の皮がズル剥けになり血だらけだった。
6:48 宝塚ゴール 到着。
結局は片道で終了。 とゆうより心が萎えてしまったので帰ることにした。
最近、心が沈み気味で無感動さが酷い。 心が疲弊しているように感じる。
贅沢病と言ってしまえばそれまでだが、感情の起伏が激しくコントロールが難しい。
ゆっくりと快方に向かっていると感じるが、時限爆弾を抱えているには変わりない。
ソロで山に入るのは暫く自重しようと思う。 一人で行くと本当に帰らなくなる気がする。
話は脱線してしまったが、久しぶりに歩いた六甲全山縦走路は良い運動になった。
アクセスも良く、整備も行き届いていて、気が向いた時にいつでもこれる良い山だ。
また機会があれば、今度は気持ちを強く持って無泊で往復してみたい。
ヤマレコの記録はコチラ
→六甲全山縦走 塩屋から宝塚
過去の六甲全山縦走の記事はコチラ
六甲全山縦走大会 2015年11月8日
六甲全山縦走大会 2014年11月9日
六甲全山縦走大会 2013年11月10日
複数回目の挑戦とはいえサクッとやってしまうところが凄いですね!少なくとも文面からは余裕が伺えます。
加藤文太郎の名前が出てきたのが嬉しく思えました(^^)
都市近郊のナイトトレイルは夜景が綺麗ですね~。そういえば僕は山から夜景を見たことがなかっと思い当たりました。
花粉が終わったら久々に1700mくらいの山にトレッキングに行こうと思ってますが、体力がなくなってるかもしれませんw
僕はお気楽に生きてますが、無感動というのは良くわかります。
感動のハードルは年々上がるばかりで、以前は素晴らしかったものが今では輝きを失ってますねぇ。
新しいことをするか、さらに遠くに行けば感動もありますが、それも限度がありますから。
なかなかどうして、自分をコントロールするのは難しいです。
またも夜道ごくろうさまです。
夜道も清々しい道と、霊感の全くない私でも微妙な道とありますね。
RED EYEさんも若いうちにどんどんロングコースを歩いてください。
アラ50になると、体力も気力も減退して来ますよ。それまでに好きなことをこなしてくださいね。
足のマメは5本指を履くとか、予めテーピングをしておくと軽減されると思います。
何度か歩いて慣れ親しんだのが大きいかもしれません。
日帰りで往復してた加藤文太郎氏は凄いですね。。。
片道で気持ちが折れて、靴擦れの痛みに負けてしまいました。
いつもありがとうございます。
私もようやく花粉症がマシにまってきました。
虫も少なくて夜間歩くには快適な時期かもしれません。
最近、嫌な事が続き過ぎて、思ったより心にダメージを受けていたようです。
無感動さに加えて不感症になってしまったような感じです。
まだ自覚があるので何とか正常運転に戻していきたいと思います。
いつもありがとうございます。
やはり年齢的な衰えは、どうしても避けられないのですね。。。
今の内にと奮起して、身体を鍛え直してはいますが、
どうしても若い時と違って筋肉が付きにくくなっています。
やれる内にやれることを目一杯楽しめる様に頑張ります。