Arc'teryx ALPHA シリーズ 2016年6月9日
購入に至った経緯と使用感について個人的な主観でまとめてみました。
専門家でもなく、あくまでも私個人の使い勝手や好みでの意見なので悪しからず。
以前に厳冬期用に購入したALPHA SV JACKET。
素材:N80p-X GORE-TEX® Pro
重量:495g
価格:105,000円
Arc'teryxのハイエンドモデルのジャケットともあり、非常に堅牢な造りをしています。
生地は鮫肌の様に堅いですが、動き辛さは感じさせず、非常に動き易いジャケットです。
ベンチレーションは脇の下。 余計な機能はキャンセルされたシンプルな造りです。
冬期登攀等、過酷な環境下での活動に於いて威力を発揮するジャケットとなっています。
岩場や藪漕ぎで擦れても破れる心配は無く、どんな状況でも対応出来る安心感があります。
お次は無雪期用にレインジャケットとしての用途に重きを置いて購入したジャケット。
同じくALPHAシリーズ、ALPHA FL JACKET。
素材:N40p-X GORE-TEX® Pro 3L
重量: 325 g
価格:63,000円
GORE-TEX® Pro を使ったブランドコレクションの中で最軽量のジャケット。
軽さだけでなく、藪漕ぎ、クライミング、ハードな使用環境にも充分耐え得る。
ベンチレーションを省き、ポケットも1つしかなく、余計な物を廃した徹底ぶり。
必要なものだけを残し、動きを妨げない効率の良い造り込みは流石ですね。
軽さ、堅牢さ、デザインのトータルバランスで選んだのがこのジャケットでした。
実際に装備した印象としては、軽いだけでなく非常に柔らかくて動き易い。
絞り込まれたウエスト部の感じが良く、もたつきがなくてストレスがありません。
ALPHAシリーズはハーネス装着時に裾がズレ上がらないようにデザインされています。
このデザインについては好みの分かれる所ですが、私としては気に入ってるポイントです。
こちらはALPHAシリーズではないですが、Arc'teryxのソフトシェルジャケット。
裏地にフリース地の無い、軽量のソフトシェル、GAMMA LT HOODY。
素材:Wee Burly - 56%ナイロン・34%ポリエステル・10%ポリウレタン。
重量:545g
価格:30,000円
とにかく動き易い。 ウインドシェルよりは重くハードシェルよりも重い。
防水性はハードシェルに劣り、耐風性もウインドシェルに劣るソフトシェル。
一見使い勝手が悪そうなソフトシェル、動き続ける人には向いていると思います。
適度な通気性があって、適度な耐風性と耐水性。 中途半端だからこそ良い。
天気の良い残雪期の稜線歩きには活躍するジャケットだと思います。
ただ袖口が細く、時計等をしていると脱ぎ着し難いので、ここは改善して欲しいところ。
裏地にフリースの貼ってあるMXがありますが、私としては必要性を感じません。
レイヤリングで調整出来ますし、行動中は暑過ぎて着ていられないと思います。



Arc'teryxのジャケットはウエスト部のシェイプが細くてもたつきがありません。
全体的にフィット感があるにも関わらず、立体裁断による造りで非常に動き易い。
値段は高めですが、お値段以上の満足感は得られると個人的には思っています。
とゆうより自分を納得させつつ購入に踏み切っている感は否めませんが。。。
最後に沢用、登攀用に購入したザック。 ALPHA FL 45 バックパック。
素材:N400r-AC² ナイロン
重量:670g
価格:38,000円
今までマルチカム迷彩に拘ってきた私が珍しくU.L志向のザックを選びました。
天蓋もなくサイドポケットもない非常にシンプルで潔いデザインのバックパック。
本体は空気や水を通さない素材で、どんな天候にも耐え、耐摩耗性もあります。
上部はロールトップになっており、軽量化とともに防水性を実現しています。
沢登りの際に川に飛び込んでみましたが、中への浸水は皆無で驚きました。
ザックカバーが不要の防水バッグとゆうのは大きなアドバンテージだと思います。
基本は33Lの容量で、マックスで45Lへ可変するので冬季登攀でも使えます。
無駄な機能は一切無く、徹底した軽量化と省略化で作られたザックとなっています。
ザックの背負い心地は良く、身体にフィットするので登攀中も問題ありませんでした。


凄く良いザックですが、背面以外にフレームが無くパッキングには慣れが必要です。
私は形を整えるのに、丁度良いサイズにカットしたサーマレストのマットを入れています。
休憩中に睡眠時にマットとして使えて、ザックの形も整うので一石二鳥です。
個人的に好きで満足感もあるので、Arc’teryxを讃する記事になってしまいました。
強いて悪い部分を挙げさせてもらうと、値段が高く品揃えが意外と悪いところでしょうか。
オシャレっ子がオーバースペックなのに街中で着ているので微妙なArc’teryx。
モノは確かに良いけど値段が高く、何故か年々値上がりしてくArc’teryx。
だけど一度手を出してしまうと造りが良すぎて他に移れなくなる魔性のArc’teryx。
出来るだけコストを抑えることは可能ですが、コダワリを持つのも楽しみの一つ。
道具に凝りだすと止め処なく出費に見舞われてしまう負のサイクル。。。
良い物は良い。 好きなものは好き。 それもまた登山の楽しみ方の一つかもしれません。
登山を初めて現在に至り思った事、
山は金が掛かる! 以上!