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RED EYE

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大峰山 伯母峰峠から大普賢岳周回 2016年11月20日

マッタリとハイキングのはずがガッツリ登山になってしまったこの日。

本当はお正月に登るコースの下見のつもりだったはずなのに。。。

リハビリ登山には不向き。 核心部ではさすがに怖いと思った。

以前、Kさんと阿古滝に行った時、伯母谷覗きから見た稜線に興味があった。

大台ケ原ドライブウェイの新伯母峰峠の上から大普賢岳に続く長い稜線。

Kさんからお誘いを受け、日の出前に取付き大普賢岳を目指して出発。

4:35 伯母峰峠園地 出発。

大台口トンネルの手前を左折し、鉄製の階段を登って尾根に取付く。

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尾根に上がると直ぐにアンテナ施設と林業のワイヤーが張られた場所に出る。

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そのまま尾根筋を歩くが広くて勾配が緩やかで非常に歩き易く快適な尾根が続く。

伯母峰峠から七窪尾根、笙ノ窟尾根と大普賢岳まで名前が変わっていく尾根道。

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穴の開いた面白い木で遊んだり、ミニチュア大普賢岳を発見したりしながら進む。

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新伯母峰トンネル上部の和佐又山登山口出合。 ここが伯母峰辻だろうか?

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木々の少ない場所で夜空を仰ぐと微かな雲と満天の星空を望む事が出来た。

天候が変化しやすい山間部ではあるが、どうにか晴れてくれと一抹の希望を抱く。

東を望むと和佐又山の向こう、台高山脈 大台ケ原方面の空が紅く染まり始めた。

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北方面に目をやると霧の隙間から伯母谷覗きが微かに見えたが全容は分からない。

この真下の谷がが地獄谷、厳冬期にアイスクライミングで有名なシェイクスピア。

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七窪尾根から笙ノ窟尾根になり段々と勾配がキツくなり始めて息が苦しくなる。

それでも歩き易い尾根道に変わりはなく、順調過ぎる位に快適に進む事が出来た。

尾根への直登か破線ルートで登山道へ復帰するか、夜明けまで待機し判断する。

結果的に尾根伝いに進むことに決定。 夜明けまで談笑しながら静かな時を過ごす。

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風は冷たいが凍える程ではなく、火照った肉体を程良くクールダウンしてくれていた。

あくまでも安全第一、進んでヤバそうなら引返すことを念頭に日の出と共に行動開始。

大台ケ原方面 台高山脈 日出ケ岳山頂からの日の出が私達の出発の合図となった。

大普賢インスタ (3)

急登を登り、正面に現れた大きな岩稜を登り詰めブッシュを掻き分けP1505へ。

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6:50 P1505 曾孫普賢岳 通過。

ここはシダンノ窟(指弾ノ窟)の真上に当たる。 既に靡の上に立っている事になる。

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ここまでは苦も無く来れたが、正面に日本岳を望み足元を見ると戦慄を覚えた。

朝日を受けて美しい日本岳とは対照的に凶悪なナイフリッジが目下に現れた。

大普賢インスタ (1)

高さは立っている場所から8m程だが垂直に落ちており痩せ尾根はかなり狭い。

フィックスロープが残置されていたが使用するのは危険すぎる為に使用を躊躇う。

万が一左右に振られたら落ちるしかなく、落ちた先は何10mも下の岩稜だ。

落ちたら何度も岩に打ち付けられ、四肢が分断され無残な姿で死ぬことになる。

念の為に持ってきていたヘルメット、ハーネス、下降器、ザイルがここで役に立った。

備えあれば憂いなしとはこの事。 懸垂下降で安全にナイフリッジへと降り立つ。

降り立った先で更にゾッとする。 尾根の広さは片足の足幅程しかない超痩せ尾根。

長居は無用。 写真を撮る余裕もなくロープを回収してさっさと進むしか出来なかった。

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それに加えてウェットコンディションで滑り易く、落ち葉も多く緊張感は絶えない。

手懸り足懸りとなる立木も岩もグズグズで何一つ信用ならず自己確保も出来ない。

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慎重に尾根を渡り切り、日本岳の真下に辿り着く。 目下には朝日窟の岩壁が見える。

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ここは直登する他ない、慎重にルートを見極める。 残置ロープがあり右から登る。

私は左肩が完治しておらず垂直の泥壁で詰まる。 手が伸びないのでどうしようもない。

Kさんに立木を通してザイルを垂らしてもらい、プルージックで確保し何とか登った。

7:35 P1550 日本岳(文殊岳、孫普賢岳) 通過。

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ヒヤヒヤする場面も多かったが装備のお陰で安全に尾根を通過することが出来た。

一般登山道が近くなったのか、何処からか人の声が多く聞こえる様になってきた。

日本岳から大普賢岳方面に下ると直ぐに日本岳のコル。 綺麗なトレイルに一安心。

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7:45 日本岳のコル 通過。

ここでアレ?っとなる。 先程通過した日本岳の標高は1550m、看板は1505m。

鞍部が日本岳? 1505mの曾孫普賢岳が日本岳? 標記の違いに疑問が残る。

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ここからツアー客なのか団体さんに道を譲って頂き大普賢岳を目指して先に進む。

濡れた鉄製の階段は双門ルート程ではないが滑り易いので一歩一歩を確実に歩く。

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8:00 石ノ鼻 通過。

ガスが多く、残念ながら展望は楽しめなかった。 晴れていれば絶景だっただろう。

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前回歩いた奥駈道縦走では夜間に抜けた山域なので、出来れば景色を見たかった。

小普賢岳は展望のない藪尾根との事なのでピークハントはパスして先に進む。

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奥駈道ではさすがに風が強く、晩秋の大峯山の雰囲気を色濃く感じることが出来た。

8:45 大普賢岳 山頂 到着。

一般登山道に不向きな装備で若干引き気味な周りの視線を気にしながら記念撮影。

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兄弟のMystery Ranch PINTLERと私のArc'teryx LEAF khard45、マルチカムの共演。

大普賢インスタ (4)

登攀具を外して身軽になり、小休止をしてから阿弥陀ヶ森方面に向かって出発。

奥駈道の小普賢岳を越えた辺りに道標があり、経筥石との分岐を示している。

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文献で見てから気になっていた史跡を巡る為に奥駈道から外れて経筥石に向かう。

道標から15分程で辿り着けるが道はかなり悪く、最後の下りでは特に神経を使う。

9:15 経筥石 到着。

この四角く岩を穿った窟には法華経の経典が納められていたとゆう伝説が残っている。

大普賢インスタ (2)

治承の乱の際には経筥石が光を放ち、那智の滝から三筋の血が流れ落ちたらしい。

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足元の札には新しい年月の物があり、現在でも修験道にとって重要な場所なのだろう。

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経筥石を後にし、霧に包まれた美しい奥駈道を、大普賢岳を目指して歩き始める。

小普賢岳と大普賢岳の間、奥駈道縦走時に、ここの笹原で熊と出会ってしまった。

今では笑い話だが、当時は命の危険を感じた瞬間でもあり今では教訓にもなっている。

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10:00 水太覗 通過。

賑やかな団体さんの食事が羨ましかった。 少しお邪魔して看板を撮影させて頂いた。

孤独を求めて山に入るが、時に華やかで楽しそうな雰囲気に心を動かされる時もある。

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霧が濃く展望も無いので、弥勒岳、国見岳の山頂も今回は踏まずに先に進む。

七曜岳まで連続する鎖場を通過しながら、前回は初見で夜間に通過したことを想った。

夜間はヘッデンで目の前に集中するが、昼間に改めて見ると怖い登山道である。

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10:56 稚児泊 通過。

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稚児泊から七つ池の間、美しく自然豊かな苔に包まれた原生の森林を歩く。

霧の怪しさも相まってとても良い雰囲気で、こうゆう気候でも大峯山は楽しめる。

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11:09 七つ池(鬼ノ釜) 通過。

役行者が大峰の道を開いた時、大蛇をここに封じ込めたという伝説が残る。

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濡れた木製の階段と板橋を気を付けながら通過して七曜岳へと進んでいく。

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11:20 七曜岳 通過。

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周回コースで無双洞へ降りるので奥駈道の分岐で和佐又山方面へと向かう。

ここからの下りは思ったより勾配がキツく、疲れた下半身には負担が大きかった。

踏ん張りが効かず腰が引けてしまい、泥濘んだ地面に何度か足を取られてしまう。

ここの周回をするならこちらから登ってきた方が安全で身体にも優しそうだ。

来た道を振返ると大普賢岳の山容が見て取れた。 相変わらず素晴らしい鋸型。

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12:25 無双洞 到着。

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ここで1本立てる。 足が疲れて歩くのが嫌になる感覚は久しぶりに感じた。

泣き言を言っても自分の足で歩いて登った分を降りなければ帰れないのが登山。

疲れた身体に鞭打って先へと進む。 何とか日没までには下山を完了させたい。

道迷いが多いのか景観を台無しにする程にテープやマーキングが打たれていた。

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整備が行き届いており、鎖場でも新しい物が付けられており安心して通過出来る。

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九十九折に切られた踏み跡程度の登山道を経て笙ノ窟付近岩窟群へと登り返す。

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14:25 笙ノ窟付近岩窟群 通過。

下から見上げると今朝通過した尾根が如何に大きな岩稜帯だったかが判る。

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鷲ノ窟、笙ノ窟、朝日窟、指弾ノ窟と修験道の重要な参籠行場が続く。

笙ノ窟は笙ノ窟百日籠山行の際に、この窟の中で寝泊りして修行を行うらしい。

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神秘的で荘厳な靡を後にし、登山道からトラバース気味に笙ノ窟尾根に取り付く。

大体は行きより帰りの方が短く感じるが、疲労困憊のこの日は違って長く感じる。

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あまり登り返しのない下り坂一辺倒の尾根道を延々と、ただひたすらに歩いて行く。

ようやくアンテナ基地を見つけた時は正直ホッとした。 久しぶりによく歩いた。

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16:40 伯母峰園地 到着。

到着とほぼ同時に小雨が降り始め、あっと言う間に日没にかかり辺りは闇に包まれた。

全体的には快適なコースだったが、笙ノ窟上部の岩稜帯はやはり危険だなと感じた。

ナイフリッジも実は巻道があったようだが、尾根を詰めることに拘った結果は直登だった。

手術後4ヶ月、リハビリは頑張って続けているがまだ4割程度の力しか戻っていない。

可動域も思ったより戻らずにヤキモキしているが、ここは焦らずに頑張って耐える。

しっかりと身体を治して、積雪の白銀の世界へ行くために力を蓄えようと思う。

ヤマレコの記録はコチラ → 伯母峰峠から大普賢岳周回






THEME:登山 | GENRE:スポーツ |

COMMENT

No title

こんばんは、RED EYEさん!

この吊尾根いいですよね。
私はワサビ谷のバス停近くからたまに登りましたが、
自然豊かで素晴らしいです。
熊が出そうな気配がぷんぷんしますが(笑)

日本岳、尾根はこんなに厳しいんですね。。。
こえー><

私はいつも山腹の道を使うので知りませんでした。
ていうか直登ルートって存在してたんですね(´・ω・`)

mojimaro様へ

mojimaroさん、こんにちわ!

ホントこの尾根は歩き易くて快適ですよね!
意外と踏まれている割には人に会わないし最高です。
笙ノ窟の上がこんなに険しいとはちょっと驚きでしたw

ここだけの話なんですが、この時すごい便意に襲われて。。。
さすがに靡の上では出来ないので激しいノッキングに耐えながら登りましたw
カミイラズの葉は沢山落ちてたのですが神域では出来ませんでした(@_@)

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