background movie
HOME カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

RED EYE

Author:RED EYE
RED EYEです。
登山、ゴルフ、アクアリウム等、
趣味の事を綴っています。

アクセス
最新記事 最新コメント 最新トラックバック
月別アーカイブ カテゴリ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

大峰山脈 大普賢岳 2017年4月2日

国道からヒュッテまでの道を心配したが、大した凍結も無く何とか乗り付けることが出来た。
 
車を降りたと同時に美しいハスキー犬が我々の周りに纏わりついてきた。 

噂に聞いていた、小屋の看板犬でもあり案内犬で有名な犬らしい。 

6:55 和佐又山ヒュッテ(1140m) 出発。

4月とは思えない積雪量。 案内犬が先導し我々を導いていく。 

大峯でこれだけの好天は珍しく、青空と雪の白さを楽しめるのは本当に運が良い。 

20170402大普賢岳 (1)

20170402大普賢岳 (3)

気温自体は穏やかで行動中は汗ばむ程だった。 

周回ルート付近で案内犬のトレースが消えていた。 

我々は尾根を直進し、笙ノ窟尾根方面へと歩を進めて高度を上げていく。 

1430m付近で瞬間的にルートを見失ってしまう。 

笙ノ窟方面は笙ノ窟尾根の手前を西方面へと巻いていくのだが、

夏道を無視して尾根を直登していた為に巻き道を行きすぎてしまったようだ。 

笙ノ窟尾根は岩稜帯の垂壁の為、巻き道を過ぎてしまうと下降するには危険すぎる。 

良さそうな地点で尾根を横切り笙ノ窟へと向かった。

20170402大普賢岳 (4)

20170402大普賢岳 (5)

8:40 笙ノ窟(1475m) 通過。

笙ノ窟は自然の岩窟群で、修験道の拝み場でもある。 

平安時代以来多くの修行者の参籠修行が行われた場所で、

この窟での雪中参籠は峯中随一の荒行とされ、日蔵上人も修行を行ったと言われている。 

20170402大普賢岳 (7)

20170402大普賢岳 (8)

20170402大普賢岳 (25)

岩壁を見上げるとクラックの脇に古いボルトが打たれていた。

かつてはこの巨大な岩壁を登ったクライマーがいるのだろう。 

笙ノ窟岩窟群を越えて日本岳の鞍部へと向かうが、ルンゼはデブリが目立つ。 

グズグズの雪は踏み抜きも多く体力を奪われるが可能な限り素早く通過した。

9:00 日本岳のコル(1505m) 通過。

20170402大普賢岳 (9)

本来の計画では尾根を直登するはずだったが、中途半端な積雪量がそれを許さなかった。 

夏道の階段と梯子は少し姿を見せているが雪の中で手懸り足懸りには心許ない。

尾根筋は雪が少なく立木と凍結した岩が露出していて突破は難しかった。 

結局、石ノ鼻までは階段を掘り出しながら夏道を利用しながら進むことになった。

20170402大普賢岳 (23)

9:15 石ノ鼻(1560m) 通過。

20170402大普賢岳 (10)

石ノ鼻からはほぼ360度の景色を臨む事が出来る。 

地獄谷から大普賢岳、北部には明王ヶ岳、正面から南部には七曜岳~八剣山方面、

20170402大普賢岳 (14)

20170402大普賢岳 (13)

20170402大普賢岳 (12)

日本岳から伸びる笙ノ窟尾根、和佐又山、遠くには日出ヶ岳を含む台高山脈。 

20170402大普賢岳 (11)

小普賢岳まで足元の判らないナイフリッジを越え、狭い巻きを経て尾根を直登する。 

瞬間的な急登だが巻き道で感じる不安感を思えば安心に登ることが出来る。

20170402大普賢岳 (21)

9:50 小普賢岳(1642m) 通過。

20170402大普賢岳 (15)

展望の無い小ピーク、ここから一気に高度を下げて鞍部へと向かうが足元が悪い。 

踏み抜きが多くアイゼンの裏側にダンゴ雪が付着し爪が効かない。 

陽が登るに連れ気温が上昇し雪が腐り始めた。 

滑り落ちる様に鞍部へとクライムダウンし、何とか鞍部へ到着した。

大普賢岳を目指したが荒々しい名峰は我々を近寄らせることはなかった。



10:10 小普賢岳の鞍部(1575m) 通過。

積雪が少なく岩壁が露出した岩尾根。 

直登を試みたが安全マージンの確保が難しいと判断した。 

20170402大普賢岳 (22)

大峯山は年間通して降水量が多く、風雨に晒された岩は脆くて信用ならない。 

この状態で何度か現れる垂壁を乗り越えるにはロープが必要になるが、

10ピッチ以上の岩尾根を登るには時間的に微妙だった。 

下山時は藪の中を同じ数のピッチを懸垂下降しなければならない。 

夏道での突破も試みたが雪質的にアイゼンの爪が効かずに危険すぎた。 

更には轟音と共に何度も発生している雪崩を考えても危険な挑戦となる。

短時間での突破と下山を考えても無理があり、登頂は断念することにした。 

20170402大普賢岳 (16)

鞍部で昼食後、ビーコンによる埋没者捜索訓練を実施。 

20170402大普賢岳 (17)

その後来たルートを戻り13:55に無事に下山完了した。

積雪の大普賢岳の難しさを改めて思い知った1日となった。 

改めてしっかりと計画を立て、来季の積雪期にピークハントを目指したい。














 

THEME:登山 | GENRE:スポーツ |

COMMENT

No title

RED EYEさん、こんばんは!

冬の大普賢岳、凄まじいですね!
無雪期とはまったくの別物ですなあ。

際どい場面の連続、REDさんをしても
断念せざるを得なかったですか。。。
でも来年はREDさんならやってくれるでしょう!

私は大峰最弱の
観音峰あたりから眺めることにします。

mojimaro様へ

mojimaroさん、こんにちわ!
やはり去年の少ない雪とは違って今年は凄かったですね^^
冬の大峯は雪深くて簡単には登らせてくれませんね~。。。

もう少し雪があれば尾根直も出来たんですけど、
こればっかりはタイミングなのでしょうがないですねw

完全に雪が消えたら調査に入りたい場所もありますし、
年中遊べる大峯は最高の山ですね^^
ありがとうございました!

No title

RED EYEさん
こんばんわ♪

雪の時期の大普賢岳は、行った事ないです!!
雪の時期は、雪の状態や雪のつき方で全く別世界になるので
そな判断って難しいですね。

ビーコンの埋没者訓練とかも欠かさないなんて尊敬です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

kaka様へ

kakaさん、こんにちわ!
ご訪問ありがとうございます^^

ホント雪の付き方で同じ山でも様々な表情があって面白いですよね~。
美しい静寂の世界は時に厳しくもあり魅力的ですね^^

ギアが好きなのですけど、使えないと意味ないのでマメに練習してますw
ロープは毎日触ってないと不安になるので最早依存症かもしれませんw

No title

(^_-)-☆
大峰界隈には久しく行ってないんですが…………
大普賢への冬季ルートは嫌らしい箇所いくつか出てきますよね!

小普賢鞍部での撤退決定は正解だったんじゃないでしょうか!
雪に対しての感覚は過去の降雪や気温等のデータによるものも大事ですが、僕は経験からくる『肌感』を一番にしていますから、そう思いました。
外野からはもしかしたら…………
何故?
樹木もたくさんあるのに行かないの?
って思う人も多いかもしれません。
でも、そもそも遭難事故自体確率的には入山者を分母にした分子の割合からすればかなり低いんですよね。
まあ、この辺りは直接話さないとボタン掛け違えるのでまたお会いした時にでも!
ビーコン練習素晴らしいです(^_-)-☆
買いられる通り持ってても使えないと意味が無いのでね!
お友達もRED EYEさんが一緒で良かったですね(^_-)-☆

ヒロ様へ

ヒロさん、こんにちわ!
拙いブログにご訪問頂き有難う御座います^^

私自身、経験値は浅く能力もないのですが、
何か「ん?」と違和感を感じたら基本無理はしないようにしています。

先日も同行者と話をしていて「変わってるなぁ」と言われたのですが、
山が好きな割にはピークハントにそれほど魅力を感じていないのです。
自然の中に居る、身を置く、感じる、それだけで幸せを感じてしまいます。
遠足と同じで家に帰るまでが山行で、ピークは通過点にしか過ぎないと捉えています。
どれだけ疲れていても、帰路につくときの侘しさがなんとも言えません。。。

久しくロングをやっていないので台高・尾鷲全縦走を狙っています^^
今後ともお付き合いの程、宜しくお願いします。

No title

こんにちわ!!

なんの許可も無く勝手にRED EYEさんのblogのリンク貼ってしまいました!!
後から報告になりますが、良かったでしょうか?

kaka様へ

こんにちわ!!

こんな拙いブログをリンクして頂いて感謝感激です^^
有難う御座いました!!

EDIT COMMENT

非公開コメント