生駒山ハイキング 2014年5月10日
もう一度ハイキングをしたいとリクエストがあったので、
今回は違うルートを探しに下見に行ってきました。
前回の山行では勾配がキツいとの意見が多かったので、
(山登りなんだから当然やろ。。。)出来るだけ緩いルートを探しました。
なので、スタート地点を阪奈道路から入る登山口に設定。
ここなら送迎用のバスも停まれますし、コンビニもあるので便利です。
この横断歩道を渡って生駒山縦走路に入ります。
11:38 生駒登山口
ここからのルートは平坦で歩き易い分、物凄く退屈に感じます。
主にハイキングよりはトレランの練習向けにピッタリかもしれませんね。
農道っぽい道を進んで行くと、すぐに舗装された道に出合います。
ちょうど、信貴山スカイラインと並走しているような道です。
舗装路からはダンプ等の作業車が多く、注意が必要です。
あまり登山とゆう気分にならないルートです。
舗装された道がハイキングの気分を削いでしまう感じですね。
ボチボチと歩くこと約20分、ようやく山道っぽい道に入ります。
景色は単調ですが、舗装道路から解放されます。
登っているのかと思ってしまうほどに平坦な道です。
ほとんど散歩しているようなものですね。 足は楽チンです。
途中でカミキリムシの大群に出会いました。
これはその1部ですが、数えきれない程いました。
虫もあまり多く居過ぎると、ちょっと気持ち悪いですね。。。
阪奈カントリーを横切りながら進みます。
この日は最高のゴルフ日和。 風もあまりなく良い天気です。
この辺りから毛虫や尺取虫がチラホラと見受けられました。
ウネウネ系の虫は苦手です。 糸を垂らして降ってくるのでウザいですね。
ようやく山らしい景色になり、これで山歩きをしている気分になれます。
なにやら大きな石が祀られています。 龍王神と掘られていますね。
山頂付近にある八大龍王と関係があるのかな?
緩やかな登りになってきましたが、物凄く楽な登りです。
装備さえ軽ければ、全然走り抜けれる位の緩い傾斜です。
舗装路よりは土の方が歩き易い感じがします。
歩き易いとゆうよりは、膝の負担が軽いですね。
長時間歩いていると、アスファルトの固さが嫌になってきます。
生駒に然り六甲に然り、後半の舗装路は堪えます。
太陽が真上に来る時間帯ですが、この辺りは日影が多いです。
天気が良くても、木々のお蔭でとても涼しくて快適です。
快適な道も束の間、またもや舗装道路です。
それにしても毛虫と尺取虫が多くて、避けて通るのが大変です。
健脚な方ばかりだと宮川谷やくさかコースも面白いでしょうね。
ただ、道が割と険しい個所が多くて、子連れの方や運動不足の方には辛いかも。
そう思い今回の縦走路からのルートを選びました。 ただ物足りないかもしれませんが。
ゴールは石切駅近くのホテルセイリュウなので、辻子谷から下山するのもありです。
12:37 辻子谷コース出合
ここまでで約1時間。 下山に1時間を計算に入れても、もう少し余裕があります。
前回と同じくホテルセイリュウで宴会があるので、約3時間の行程がベストかも。
このまま額田方面にゴールを設定し、もう少しルートを伸ばします。
12:53 ぬかた園地あじさい園北口
約20分でぬかた園地に到着です。 ルートが平坦だから進むのが早いです。
時期が早かった為、あじさいは見れませんでした。 残念。。。
満開になるとメッチャ綺麗でしょうね。 来月あたりが見どころかもしれません。
あじさい園を抜けて縦走路を進み、摂河線コースに出合います。
ここから下山して枚岡駅か額田駅に向かおうと思います。
どちらのルートでも大体1時間程で下山出来ます。
その時の気分でルートを決めても良いかもしれません。
少し前からやたらと足が痛いなと感じていましたので、
軽く休憩しようと腰を下ろしてブーツを脱いだら原因が分かりました。
とゆうより、やらかしました。。。 アホです。。。
痛くて当然です。 インソールを入れ忘れて歩いていました。
間抜け過ぎて自己嫌悪です。 今まで気付かなかった。。。
直ぐに離脱出来る山で良かったです。 長い山行だったらと思うとゾッとします。
装備品のチェックは怠らないようにしなければ。。。
気分を取直して、ルートの再確認です。
今回は摂河線コースから長尾の滝方面に進むことにしました。
後ほど後悔することになりますが。。。
倒木があったり、下りが険しかったりと中々ワイルドな道です。
そんなにこのルートを歩く人が居ないような感じの道です。
どちらかとゆうと獣道っぽい印象で、ちょっと探検気分です。
この日はこの下山ルートで全く人と出会いませんでした。
本当にこのルートを選ぶ人が少ないのかなと思ってしまいます。
どこかでルートを外してしまったのかと不安になってしまします。
13:30 長尾の滝 到着。
生駒山系で唯一の瀑布だそうですね。 この滝は2段の滝となっています。
役行者神変大菩薩の修行場として開かれ、
弘法大師や慈雲尊者も修行された滝ということです。
現在はポンプで水を引いているらしいです。
大阪と奈良を結ぶ第二阪奈道路のトンネル工事で水脈が断たれたそうです。
壊れている個所があったのですが、修理しないのでしょうか?
随分と人の手が入っていないように思えるのですが。。。
大雨か雪の重さで倒れてしまったのでしょうか、根元から倒れていました。
少し寂しい感じがしますが、廃墟化している感じではないです。
花や水が奉られているので、人は来ているのでしょうね。
それにしても生駒山系は色々な石仏がありますね。
表情や様式も様々で、ゆっくり見て回ると面白い発見がありそうです。
天龍院は、明治四十年頃、八大龍王を本尊として建立されたようです
修験道って何やねんと思ったので、ちょっと調べてみました。
修験道は、山を聖域と見、その聖域の奥深くまで分け入って修行することによって、
神秘的な力を得、その力によって自他の救済を目指そうとする山岳信仰の宗教です。
このようなことから、修験を「山伏(やまぶし)」と言うこともあります。
修験とは字の如く修行して験力を顕す道であるということから名づけられたものです。
信仰にも色々なカタチがあるのですね。 勉強になります。
ここは完全に廃屋なのかな? かなり朽ちています。
殆ど人が入った形跡がなく、自然に飲まれかけていますね。
ここから先で、私はこのルートを選んだことを後悔します。
身の毛もよだつ恐怖。。。 背筋の凍るような戦慄。。。
100や200じゃないおびただしい数の毛虫と尺取虫が。。。
空を見上げると薄い生地のカーテンの様に糸が張り巡らされていました。
とにかく体中にウネウネと這っているのです。
歩いていても止まっていてもポタポタと体に当たります。
ダメだ。。。 私には無理だ。。。
ウネウネ系の虫だけは耐えられない。。。
無我夢中で拾った枝を振り回しながら走りました。
その時の私は羅刹の様な顔をしていたかもしれません。
とにかく恐ろしかった。。。 全身を這う虫を想像してみてください。
私は今日、強く心に決めました。 この時期は山に行かない。
正確には毛虫類の多い低山には行かない。
14:15 近鉄線出合 到着。
ここから左に進むと額田駅、枚岡駅、右に進むと石切駅です。
路駐してあった車の窓に映った自分を見て卒倒しかけました。
肩から襟にかけて数10匹の尺取虫が。。。
慌ててザックを降ろし、服を脱ぎましたが虫だらけ。。。
服の中にも入っていましたし、ズボンの中にも。。。
ザックも虫だらけ。。。 気を失いそうでした。