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    RED EYE

    Author:RED EYE
    RED EYEです。
    登山、ゴルフ、アクアリウム等、
    趣味の事を綴っています。

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    新宮川水系前鬼川不動七重の滝 2019年9月8日

    天候が微妙だった。 前日まで中止になりそうだったが、取敢えず行ってから考える。

    本当に週末に台風だの雨だの当たる。 当日までの雨量を考えると増水のリスクもあった。

    だが今年は渇水気味。 泳ぎ要素のある大滝登攀をやるなら今年は良いだろうと考えた。


    メンバーは私、わんこ♂、それと若奥様マリコ。 ハチャメチャな3名で大滝に挑む。

    早朝に大阪を発つ。 上北山村の道の駅でわんこ♂と合流。 日が悪く道が混んでいた。

    ヒルクライム大台ケ原の日と重なって、国道はロードバイクの列で車が進みにくかった。

    前鬼口から林道に入るも降りてくる車が多くてここでも思ったより通過に時間が掛かる。

    予定より大幅に遅れて駐車場所に到着。 取付いたときは既に1時間の遅れだった。

    前鬼川不動七重_191024_0028

    前鬼川不動七重_191024_0026

    8:55 F1 取付き。

    滝壺に落ちる水圧でまるで荒れた海の荒波だった。 ここを泳いで渡らなければならない。

    前鬼川不動七重_191024_0022

    前鬼川不動七重_191024_0010

    怖いので特攻隊長わんこ♂に行かせた。 入水後間もなく15秒で奴の体は水中に沈んだ。

    前鬼川不動七重_191024_0009

    前鬼川不動七重_191024_0029

    急いでロープを手繰り寄せる。 あんな必死な顔した兄弟は初めてで爆笑してしまった。

    中は水流が巻き込んでおり、水中に引き摺り込まれるらしい。 突破は絶望的に思われた。

    だがここで諦めない漢の中の漢わんこ♂。 今度はヘツって泳がずに何とか対岸へ着いた。

    流石の突破力。 セカンドにマリコをロープ伝いに行かせ、私は引いてもらい楽勝だった。

    ザックを浮袋にマリコから借りたゴーグル姿の私を「変態やんけ!」となじるわんこ♂。

    変態、あながち間違いではない。 泳ぎながらマリコのケツ眺めてたのは周知の事実だ。

    前鬼川不動七重_191024_0008

    全員渡ってようやく一息。 セルフ用にカムをセット。 経験豊富なわんこ♂がトップ。

    マリコにビレイを実演で説明しつつわんこ♂の動きに注視する。 奴はニヤついていた。

    楽しくてしょうがないといった様子だ。 良い感じで動きにキレがあり素早い登攀だった。

    前鬼川不動七重_191024_0020

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    間にマリコを挟む。 登攀の経験は少ないが落ちることもなくスムーズに登っていく。

    前鬼川不動七重_191024_0021

    もっと時間が掛かると思ったが、マリコの健闘で意外と早く突破できたのは良かった。

    前鬼川不動七重_191024_0006

    だが、この時点で私もわんこ♂も今日は最後までは無理だろうなと予感していた。

    山ではこうゆう感覚はよくある。 何となく先読みで可不可が分かってしまうような。

    前鬼川不動七重_191024_0019

    良し悪しは別として直感は大事だ。 それを無視すると大概は悪い結果に繋がる。

    支点回収を終えてF2に到達。 見下ろすとF1の手前に滝見観光の人達が居た。

    11:45 F2 通過。

    F2の景観は癒しの空間だった。 F3から落ちる滝も滝壺も全てが美しかった。

    前鬼川不動七重_191024_0018

    飛沫が陽の光を反射させ、ダイヤモンドが散りばめられた様な輝きを放っている。

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    F1の人達に手を振る。 この時だけは荒々しい不動七重の滝の手強さを忘れていた。

    再び釜を渡る。 足元に強固な支点を構築し、しっかりとビレイしてわんこ♂を行かせた。

    私もわんこ♂もラバーソール。 やはり進めなくなり奴は沢靴を脱いで靴下で渡った。

    両岸に支点を取りマリコを行かせる。 こうゆう場面ではフェルトは強さを発揮する。

    危なげなくアッサリと対岸に移った。 私も続く。 キッチリ落ち口で滑って体を強打。

    前鬼川不動七重_191024_0004

    耳を澄ますと愚弟の「落ちろ!落ちろ!」の囁き声、その傍らでマリコは爆笑してた。

    難なく?渡渉を済ませた我々はF2とF3を登攀する。 ここは割と快適な登攀だった。

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    13:30 F4 通過。

    眼前にF5が映る。 離れていても激しい轟音と共に飛瀑が全身を叩き体温を奪う。

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    気が付けば泳いだ後みたいに全身が濡れていた。 体温の低下で疲労を感じていた。

    ロープを目一杯伸ばしたわんこ♂がブッシュの中に消えて解除の合図が聞こえる。

    マリコに続き私も詰め上がる。 驚いた。 詰め上がった先は綺麗な遊歩道だった。

    この時点で14時を過ぎていた。 抜けるには時間が足りず沢中で日没になるだろう。

    相談の末、ここで打ち切りとなった。 F5の全容を拝むべく近くまで接近して下見する。

    圧倒的な暴力。 自然の力の前では人間など無力だと言わんばかりの水量だった。

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    ひれ伏してしまいそうな脅威。 人を寄せ付けない猛威。 無慈悲なまでの殺意。

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    恐れ戦く。 後ずさりしてしまうような恐怖。 何とかラインを見出そうと必死だった。

    来季、必ず突破してみせる。 そう誓ってその場を去った。 もう恐怖は感じなかった。

    マリコによる動画 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=aCie1Ze0IEk

    マリコの空撮動画 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=sv9n2X_1CkU














    THEME:沢登り | GENRE:趣味・実用 |

    COMMENT

    Nice

    すごーーーー

    No title

    今回はドローン撮影が加わって
    REDEYEさんがどんなところを登っているのか理解しやすいw

    Kama 様へ

    kamaさん、沢のお誘いあざっす!
    また連絡入れますね~^^

    泥船船長あるいは608

    船長さん、こんにちわ!
    ドローンで上から見るとこんな感じなんや~て思いますねw
    大滝登攀も岩もいよいよシーズンインですね!
    なのに週末に台風じゃ雨じゃと当たりが悪いっす。。。

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