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    RED EYE

    Author:RED EYE
    RED EYEです。
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    台高山脈 大台ケ原 蒸籠嵓(ブッシュマン) 2019年10月20日

    前回はまさかの雨天中止、今回こそはと意気込んでガンジーと共に大台ケ原へ。

    早朝発、4時過ぎに大台ケ原駐車場に着くも、予報は外れまたしても小雨が降っていた。

    仮眠をとって夜明けを待つ。 立ち込める霧と全てを濡らす小雨に不安しかなかった。

    ご来光を狙うハイカーがゴソゴソと動き始める。 依然として足元は濡れて視界は悪い。

    予定を30分程遅らせて出発した。 濡れた登山道を小走りに最短距離で大蛇嵓を目指す。

    20191020ブッシュマン_191212_0033

    20191020ブッシュマン_191212_0034

    早朝にも関らず人が多い。 人目に触れぬように留意して登山道から外れて谷を下った。

    20191020ブッシュマン_191212_0032

    情報では涸れ沢のはずだが、連日続いた雨の為か潤沢すぎる水量の沢になっていた。

    アプローチは難儀した。 ロープを出して懸垂しようかと思ったほどに足元が悪かった。

    20191020ブッシュマン_191212_0031

    20191020ブッシュマン_191212_0030

    予定より1時間遅れで取付きに到着。 岩壁は見るからに最悪のコンディションだった。

    20191020ブッシュマン_191212_0029

    いくら簡単なルートとは言え、流れるほどの水があれば難易度は格段に増すだろう。

    湿っている、濡れているレベルではなく、フェイスを伝い上から下へと水が流れていた。

    2人とも引き返すとゆう選択肢はなく、気が付くと装備を身に着けて岩に取付いていた。

    奇数ピッチが私、偶数ピッチがガンジー。 全6ピッチ約140mのマルチ入門ルート。

    チョークアップも虚しく、一手目に手をかけた時点で手洗い後の様に綺麗な手になった。

    20191020ブッシュマン_191212_0004

    びしょ濡れの手でチョークを使えず、腰にぶら下げたチョークバッグは只の重りと化す。

    それでも出だしは好調、足は悪いが手はガバが多く沢の登攀の様なピッチだった。

    20191020ブッシュマン_191212_0005

    ガンジーを引き上げる。 まだまだ余裕、直ぐにつるべでガンジーが2ピッチ目を開始。

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    実はこのコンビでのマルチは初。 外岩トレも一回のみでぶっつけ本番の登攀だった。

    さすがはガンジー。 サクサク登って終了点。 システム迷うも私を引き上げて終了点。

    20191020ブッシュマン_191212_0024

    全ピッチの中で唯一乾いていた3ピッチ目。 チムニーをステミングで登る楽しいピッチ。

    思い返せばここのピッチが楽しかっただけで、後は水の流れた極悪フェイスだった。

    20191020ブッシュマン_191212_0021

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    4ピッチ目、ガンジーが2ピン目で迷い、直上からクライムダウンしてくるヤバイ奴。

    安定のオブザベ力、ガンジーらしい動きだがビレイヤーは怖くて堪ったもんじゃない。

    20191020ブッシュマン_191212_0018

    終了点から左に巻き込んでガンジーが高度を上げていき、ブッシュの中に消えていった。

    蒸籠嵓、ブッシュマンと名付けられたこのルートらしく、所々でブッシュを突っ切る。

    因みにブッシュマン2とゆう11台のルートもあるが、それはまた次回へのお楽しみ。

    とゆうかクライミングは乾いている時に楽しみたい。 何だかドキドキして楽しくない。

    5P目、私のパート。 このルートで唯一ハングがあり、名物となっているピッチを登る。

    20191020ブッシュマン_191212_0037

    やはり濡れている。 細かいカチを保持れず、足も効き難くA0になってしまいショック。

    20191020ブッシュマン_191212_0001

    一番遊びたかった所をコンディション悪いとは言え、A0になったのはやり切れない。

    凹んでばかりはいられず、ハングを乗越してからのスラブもびしょ濡れで恐ろしかった。

    細かい足が踏めているのか分からず信用し切れない。 行きつ戻りつが何度も続いた。

    大蛇嵓から撮影してくれていた写真、5ピッチ目のスラブを登攀中の私とガンジー。

    20191020ブッシュマン_191212_0038_0
    (PHOTO by mitchan313)

    意を決して乗り込んで手を伸ばす。 何とかナルいカチに手が届き難所はクリア出来た。

    終了点に着いてホッとする。 濡れたハングとスラブのピッチは悪夢のような登攀だった。

    20191020ブッシュマン_191212_0017

    20191020ブッシュマン_191212_0016

    自分はこの程度のなのだ。 この弱さで登りたい壁があるなどと、どの口が言うのか。

    ビレイしながら己を恥じた。 もっと強さが欲しい、弱さを呪う前にもっと登り込みたい。

    最終ピッチはガンジー。 手は良いが泥交じりの水が流れて足がかなり悪そうだった。

    20191020ブッシュマン_191212_0007

    上に行けば行くほど足が効いていない。 少しスリップしたが上手くトップアウトした。

    20191020ブッシュマン_191212_0008

    2人とも無事に登り詰めたが、3時間半で抜けるはずが5時間近くも登っていた。

    振り返ると大蛇嵓は多くのハイカー達で賑わっていた。 後方からの声援も有難かった。

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    本来ならば2巡して担当ピッチを交代する予定だったが、2人ともその気力は無かった。

    こんなことではやりたい壁は登れない。 お互いに切磋琢磨しよう誓い合った瞬間だった。

    大蛇嵓に移動し蒸籠嵓(ブッシュマン)を眺める。 また再来してもっと上手く登りたい。

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    ロープを結び合ったガンジーには感謝し切れない。 もっと彼と色んな壁を登りたい。

    遠くに見える千石嵓(サマーコレクション)と中の滝、来年は力を付けて必ず戻ってくる。

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    映画の受け売りだが挑戦する心に勝るものはないと思っている。 いずれ、また。














    THEME:クライミング全般(含ボルダリング) | GENRE:スポーツ |

    COMMENT

    No title

    REDEYE様

    沢のように水が流れるマルチ!!!
    おっかない。
    お二人の強さとバイタリティには憧れますね。

    michannさんが撮った写真のどのあたりに写っているか?
    老眼と視力低下のダブルパンチを喰らった目で
    探したのですが見つからず・・・

    泥船船長あるいは608 様へ

    船長さん、こんにちわ!

    アルパインあるある、乾いていない登攀。。。
    ほんとここは良いルートなので乾いてる時期に登りたいです^^

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