fc2ブログ
    background movie
    HOME カレンダー
    09 | 2023/10 | 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    プロフィール

    RED EYE

    Author:RED EYE
    RED EYEです。
    登山、ゴルフ、アクアリウム等、
    趣味の事を綴っています。

    アクセス
    最新記事 最新コメント 最新トラックバック
    月別アーカイブ カテゴリ メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝 2020年3月8日

    山と高原地図ではグボ谷と表記の久保谷、その右又にある白滝を登攀してきた。

    アプローチについては諸事情の為に割愛するが、行きも帰りも長い道のりである。

    然程の経験は無いが、自分の中では一番トラウマレベルの悪い大滝だったと思う。

    実はこの滝をやる2週間程前、ボルダーで着地の際にギックリ腰になったのだ。

    あの手この手で治そうと試みるが、その間にゴルフがあったりで中々治らなかった。

    地べたに寝るのも起き上がるのも一苦労といった状態での挑戦は辛さしかなかった。

    前夜はいつもの猿谷ダム。 もう一人来るとか来ないとかで2人では食材が多過ぎた。

    献立はキムチ鍋。 450gの肉団子と400gの水餃子、野菜多数、シメの麺4玉。

    来なかった奴を恨みつつ、大量の食材を食うゲス兄弟。 当然ながら腹はパンパン。

    もはや大食い大会の如く旨さよりも苦しさしかない。 残すとゆう選択肢はなかった。

    KOされた様にシュラフに沈む2人。 寝起きは最悪で胸焼けしまくりで動きは悪い。

    加えて降り続ける雨でかなり寒い。 何をするにしてもやる気スイッチがまるで入らず。

    旭エレハウスに着く頃には腹痛で便所虫。 先が思いやられる体調に不安しかなかった。

    ハーネスが上手い具合にコルセット代わりになる。 この時は腰痛は少しマシかと思った。

    詳細は割愛するがアプローチは少し間違えて面倒だった。 何より水の冷たさに悶絶。

    雪代か、明らかに1月の水温より低く感じた。 上からは雨でドンドン体温を奪われる。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0040

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0039

    なるべく水を避けて遡行を続けると、入渓から小1時間で白滝の下へと辿り着いた。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0038

    見上げると迫力があり圧倒される。 初登の右岸のラインは弱点が見つけられなかった。

    左岸側の水線の横に走るクラック辺りが良さそうに見える。 だがヌメリは酷そうだった。

    私もわんこ♂も腰痛、しかもこの雨と寒さ、コンディションはどちらかと言えば最悪。

    1P目、わんこ♂がリード。 予想通りかなり悪く、いきなり苦戦しているのが分かった。

    厳しいのは分かっていたが、寒過ぎて「さっさと登れや」と内心思っていたカスい私。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0034

    寒さに震えてビレイどころじゃない。 またもや奴を残置して回れ右で帰ろうかと思った。

    気合いの登攀で突破したわんこ♂。 魂の籠った登攀をした男と寒さで魂を抜かれた男。

    死ぬ気の炎を燃やす男と炎を消されて死にかけの男。 このやる気の差は何だろうか。

    きっと腰痛と寒さのせいだろう。 うん、腰痛と雨が全て悪いんだと自分で納得していた。

    ヌメリで保持感が悪いところに寒さで指先の感覚が乏しい。 加えてプアプロばかり。

    登攀にはかなり神経を擦り減らした。 回収中にホールドが欠けてターザンになった。

    嫌すぎる。 マジでさっさと家に帰って温かい風呂に入りたいと心の底から願っていた。

    何でこんなクソ悪い状態で腰も痛くて寒いのに大滝なんか登ってるんだと考えてみる。

    結局は自分たちは単なるバカなんだと結論付ける。 とにかく突破してさっさと帰ろう。

    2P目もわんこ♂。 いやなんとゆうか私のリードするやる気スイッチがオフなので。。。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0032

    巻き気味に水線に寄るがクソ悪い。 とゆうかボロい。 ホールドは枯れたコケだけ。

    引っ張ると抜けるので手は添えるだけ。 花道ばりのソフトタッチでそっと乗り越える。

    相変わらず精神安定剤にしかならない小枝や細い木の根しかプロテクションはない。

    やっと足場が安定する所でピッチを切り、最後の3P目もそのままわんこ♂が先行。

    大きなトイ状のスラブから上部を目指す。 ここで本日一番ヤバい事件が起こる。

    「ら~く」と聞こえた瞬間、スイカ大の落石が目の前を掠めて、いや掠ったかもしれない。

    その後もクラスター爆弾の如く小石が降り注ぎ、マジでわんこ♂に殺意を覚えた。

    いやワザとじゃないのは分かってるけど、アレは当たったら死んでたよマジで。。。

    なんだかんだで登攀を終えて一安心。 泥にまみれ大滝登攀よりはザ・沢登り感。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0026

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0028

    下山は林道を使って降りるが、怪我や事故の心配は無いものの、ここからが長い。

    瀬戸ダムを経由して下山するが、大人の事情とゆうか諸事情の為に詳細は割愛。

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0022

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0020

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0017

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0010

    新宮川水系久保川久保谷右又白滝大滝登攀_200522_0001

    何だか辛すぎる思い出しかないので、ここは当分先まではリピートはしないだろうと思う。
















    THEME:沢登り | GENRE:趣味・実用 |

    COMMENT

    沢もアイスも

    REDEYE様
    へたれな私は冬に沢は入らないのですが、
    ビレー中は寒くて悪態つく
    色々落ちてくる
    なんだかアイスクライミンク(笑)
    それにしても大滝の恐ろしい迫力。
    あれに突撃する勇気があるってスゴい‼

    Y608泥舟船長 様へ

    船長さん、毎度です~。

    ビレイ中あるあるですよねw
    トップは必至やけど、待ってる方はクソ寒いとかw
    ほんと、アイスもそうですけど、最初に登ろうって思った奴は凄いですよねw

    EDIT COMMENT

    非公開コメント