新宮川水系天瀬谷川第一支流ほしやわた滝 2020年3月22日
鼻白滝のドシャワーで寒さに萎え、また今度にしようと延期していたほしやわた滝。
遠路はるばると熊野まで車を走らせ、道の駅で前夜祭。 今回は食材は少な目にした。
献立は白湯スープで水餃子と野菜などなど。 南紀は温暖でゴロ寝でも快適だ。
寝起きは快調。 ゆっくりと準備をする時間もあり適当にギア合わせを終えたら出発。
移動はわんこ♂号。 林道は荒れてるが、四駆であれば入渓地点ギリギリまで車で入れる。
入り口からは荒れ放題なのに、かなり奥の方から綺麗な舗装が成されている不思議な林道。
車高が低かったり二駆ではスタックでエラいことになるので奥から入渓される方は要注意。
駐車スペースからはすぐに入渓、間もなく二俣になるので左俣の第一支流へと進んでいく。
最初は綺麗なナメが続き、癒し渓を進むこと10分、ほしやわた滝(約60m)が現れる。
取付きは右からでも左からでもいけそうだが、左側は出だしが悪そうなので右から取付く。
1P目、滝身をトラバースで寒そうなのでわんこ♂に行ってもらう。 案の定どシャワー。
プロテクションを取ってるわんこ♂にガンバと言うとキレられた。 ガンバは嫌いらしい。
2P目、テラスでクライミングシューズに履き替えた。 わんこ♂はアプローチシューズ。
愛すべき兄弟は沢中ではずっとアプローチシューズで沢靴を履くことは稀なのである。
トップを入れ替わろうにも狭いので、そのまま2P目もわんこ♂にトップを行ってもらう。
綺麗な凹角を登る。 プロテクションもよく効くし、大滝登攀よりはクライミング寄りだ。
3P目、一番美味しいピッチのトップを貰う乞食っぷり。 ミウラーの本領発揮な見せ場。
パッと見は絶望的なフェイスだが、記録通り奇跡的にカチ(ガバカチ)が繋がっている。
最初の滝身に寄るトラバースがノーハンドでキモいが、その後は超快適な登攀が楽しめる。
プロテクションはハーケンがバチ効きで、グレード的には5.8程だが高度間は抜群。
この日を境に、真剣にクライミングシューズの購入を検討するとわんこ♂は言っていた。
初めて沢でクライミングシューズを使ったが、やはり細かい所を踏めるので登りやすい。
コケや泥では滑ってしまうが、濡れていても意外とフリクションが効くので安心できる。
思ったより短い時間で落ち口に到着。 下山は右岸からオール懸垂下降で滝下に戻る。
滝も綺麗し、登攀も難しくないので、新しいギアを試したり練習の時にリピート確実かな。
大滝登攀入門にはもってこいの滝だなぁと思ったので、誰かを連れてくるには最適かも。
COMMENT
シューズの選択
今回の沢記事も楽しく拝見しました。
沢初心者の自分は60m滝を登攀ってすごいなぁと感心してしまいます。写真拝見していてもとても5.8とは思えないです。
沢にクライミングシューズ持ち込んでいらっしゃいますが、その場合現地までは防水サックなどで持っていくのでしょうか?それとも濡れるのでそのままですか?
自分はパートナー様と同じようにアプローチシューズでそのままアプローチ、入渓、遡行、脱渓、デプローチです。
理由は単純で、沢シューズがないこと。下山用に靴を持っていくのが面倒ということです(爆)
しかし自分が入る初心者初級者クラスの沢から、だんだんと本格的になってくるとやはりシューズは重要かなぁと思っています。
REDEYE様的におすすめな方法などございましたらご教示いただけますと幸いです。
608泥船船長 様へ
僕のザックは沢なのに贅沢なアークのアルファFLを使ってます。
ザック自体が防水で、ギア以外は一応は中でも防水サックに入れてます。
結果的に濡れてしまいますが、最初の足入れだけでもドライな方が良いのでw
沢靴はキャラバンのラバーを使ってます。フェルトはあまり使わないですね。
ラバーだと登攀もある程度出来ますし、デプの時に歩きやすいので。
でもラバーだと滑ってヤバい所もあるので、良し悪しはありますが。。。
No title
濡れてしまうが一応現地までは防水対策してクライミングシューズ持っていくのですね。勉強になります。
Covit騒ぎで山行計画も大分流れてしまって自分はいまだに山もクライミングもいけなくなってしまっていますが、
7月くらいから少しづ始めようかなぁと考えています。
もうそろそろ暑い時期なので復帰は沢がいいなぁなどとおもいつつ・・・
REDEYE様のようなでっかい沢はまだまだ無理ですが、少しづつ進めていくつもりです。
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