大峰山2DAYS③ 天川川合-弥山-八経ヶ岳-明星ヶ岳 2014年7月13日
途中でアクシデントがあったものの、何とか無事に狼平に到着。
ここでテン泊しようかと誘惑されそうになりましたが、
気合を入れ直して弥山に向かうことにしました。
前記事はコチラ→大峰山2DAYS② 2014年7月13日
ここで今回使用しているザックの紹介(自慢)です。
ご存知の方も多いと思いますがミステリーランチのバックパックです。
現在、アフガニスタンに出兵している米軍が使用しているとの事で有名ですね。
S.A.T.L. ASSAULT PACKとゆうモデルで60Lの容量です。
上部に貼り付けているのはミルスペックモンキーのパッチです。
このモデルは日本未発売のモデルで、現在は入手困難です。
しかし、今年の秋口からA&Fでも取扱を開始するようです。
ミリタリーラインのモデルですが、意外と背負いやすく疲れにくいザックです。
気合を入れなおして進む決意をしたものの、大嫌いな階段が。。。
ホント階段は苦手だし嫌い。 坂道の方が楽に登れるのに。
後半にこの階段は堪えます。 ストックも突きにくいです。
歩幅が合わず小股にもなれず、ただただ疲れるリズムの合わない階段。
若干イライラし始め、何とかリズムを掴もうと奮闘しながら登ります。
ある程度の高さまで登ってきたのか、立枯れの木々が見えてきました。
大台ケ原と同じく食害によるものなのか? それとも酸性雨が原因?
登山道が狭くなってゴロゴロした石が目立ってきました。
厚めのソールでもゴツゴツと感触が感じられます。
考えてみればアルプスってもっとゴロゴロしているのかな?
慣れなんでしょうけど、結構歩きにくいものですね。
ふと見上げると可憐な花を発見しました。
これが噂に名高い大山蓮華(オオヤマレンゲ)か~。 ちょっと感動。
ここは大黒岩。 何か由緒のある岩なんでしょうか?
圧倒的な存在感がありますね。 素晴らしい造形美。
立ち枯れの木の足元には苔が多く新しい生命が芽吹いています。
生命の誕生と終焉がそこにはありました。 正に輪廻転生。
ピークに近づくにつれて、まるで外国の針葉樹林のような風景に。
ダイナミックな景色が疲れを忘れさせてくれます。
目線を下げて苔の山を見つめているとまるで箱庭のよう。
小さな大峰山脈がありました。 苔もこれだけ育つとカッコイイですね。
立枯れがさらに多くなってきた矢先、人の声が沢山聞こえてきました。
ここを登り切るとようやく目的の弥山山頂に登頂か。 ラストスパートです。
川合から登ること約5時間半。 長かった。。。暑かった。。。
看板に書かれていた7時間よりは早く到着出来ました。
16:02 弥仙 山小屋 到着。
山小屋でテン泊の旨を伝え、使用料を払いご挨拶。
小屋泊のお客さんが多くて忙しかったのかもしれませんがつっけんどん。。。
時間的に夕食の時間っぽかったですしね。 対応出来なかったんでしょう。
初めてだったので色々と聞きたかったんですけどムリでした。
水場は何処とかテントは何処に張ったら良いかとか。
まぁこんなもんなんだろうと納得することにしました。
登山の大先輩、はぐれ雲さんに勧められて購入したヒルバーグ ソウロ。
値段も高かったし重量も重いけど設営の早さは素晴らしいものがあります。
記念すべきテン場での設営デビュー。 5分程で立ち上がりました。
腹が減ったので早速メシにするべく、自慢のギアを取り出し組み上げ。
CLIKSTAND APPALACHIAN Ti COMBO アルコールストーブです。
やっぱり上から見るとロータリーエンジンに見えますね。
今回はマルタイ 棒ラーメンを頂きました。
結構な風の強さにも関わらず、全く火の衰えを感じさせないセット。
むしろ風が強いほど2次燃焼が促されて火力がアップしています。
とにかく沸騰するまで早いです。 火力の強さを侮って焦がしてしまいました。
腹も満たされてテント内でユックリしていると暗くなってきました。
明日は曇りとの予報ですので日の出は見れないかもしれません。
せめて夕日をみようと山頂に向かいました。 空が燃えています。
気温が下がってきて肌寒いですが、心地良い涼しさです。
ダウン着ている人も居たけど暑くないのかな?
山頂付近からの撮影。 立枯れの木が渋いですね。
今日1日で山に沢山の経験をさせてもらいました。
まるで山に歓迎されているかのように感じてしまいます。
その分、自分自身も山に敬意を払い、1歩1歩を大事にしたい。
自然の中に身を置く素晴らしさを肌で感じながら1日の終りを感じる。
これほど贅沢な時間があるなんて知らなかったです。
今夜はテントで眠り、明日早朝に2つのピークを踏んで下山です。
明日に備え、夕日を後にして眠ることにしました。