KUKSA (ククサ) 2014年10月10日
ちょっと趣が欲しくてKUKSA(ククサ)を購入しました。
今回は入手に至って素敵なドラマがありました。
元々は戴き物のククサを持っていたのですが、
私の管理が悪かったのかクラック(亀裂)が入ってしまいました。
その後、不注意から落下させてしまい割れてしまったのです。
戴き物とゆうことと、お気に入りだったことでショックが大きかったです。
ククサは自分で買うよりは頂いた方が良いとされています。
贈られる事で貰った人に幸せが訪れるとゆう言い伝えがあります。
海外では自分が気に入った物を自分で買って永く使うらしいです。
ククサを探す内にプーハリ社のククサに一目惚れしました。
ククサと言えばプーハリと言われるほど、正に本物のククサ。
私の様な本物志向の人間には堪らない逸品です。
しかしプーハリ社は既に工場を閉鎖、生産を終了していました。
詳しくはコチラ → Puuhari 生産終了のご案内
A&F(エイアンドエフ)さんで問合せたところ、在庫を持っていました。
早速、購入を希望したのですが、どうやら不良品だったとのこと。
欲しい物が見つかって喜んだのも束の間、振り出しに戻りました。
後日、A&F(エイアンドエフ)さんからメールがありました。
内容は仕入先の連絡先を教えるので相談してみてはとのこと。
大手の販売店が仕入先を教えてくれるとゆう異例の神対応です。
北欧のアイテムを扱っておられるショップ、北欧の匠さんです。
色々とアドバイスを頂き、残っていた在庫を売って頂きました。
今回は特例であり、プーハリ社のククサは今後は入手不可能です。
手に入るのは現存する在庫のみになるとのことです。
私が購入したヴィサコイブとウッドバーニングのククサです。
フィンランドの白樺の中でとても貴重な品種で、主に装飾品に使われています。
ウッドバーニングは画家が熱ペンでフィンランドの動物を描いたものです。
手描きですので同じものはありません。 世界で1つの特別なククサです。
こちらはサーモンの絵が描かれたククサです。
トナカイの革のストラップにトナカイの角がお守りとして付けられています。
プーハリ社のククサは持ち手の造りが素晴らしいです。
羽の様なデザインは人間工学を意識した様にしっかりとホールド出来ます。
底面にはプーハリ社である証の熊の刻印が入っています。
使い始める前にお手入れを。 胡桃を潰して胡桃油を塗ります。
布で包んで細かく潰すと、じわっと油が出てきます。
その油を全体にまんべんなく塗りつけていきます。
しっかりと塗りこんでいくと良い感じで飴色になってきました。
蜜蝋を塗る方法もありますが、今回は伝統のやり方で。
良い感じで光沢が出ていますね。 しっかりとコーティング出来ています。
写真では判りづらいですが、ヴィサコイブは光の加減で模様が変わります。
見る角度で斑模様になったりと、とにかく美しくて見ていて飽きません。
ご協力頂いた北欧の匠さんではククサの取扱はありますが、
今後はコイヴマー社のククサの取扱になるとのことです。
銀座にありますので、お近くの方は寄ってみては如何でしょう?
北欧の匠
〒104-0061
東京都中央区銀座
1-15-13北欧ビル
TEL: 03-5524-5657
FAX: 03-5524-5658
open
11:00 ~ 19:00
月曜定休
現在では白樺の瘤ではないククサもあります。
新たなマテリアルで造られた現代版のククサもあります。
それはそれでアリだと私は考えています。
私の様にこだわるのもアリですし、使用環境で選ぶのもアリです。
管理が簡単な現代版ククサはアウトドア向きだと考えています。
KUPILKA(クピルカ) のククサは正にそれですね。
リーズナブルですし重量も軽い、使い勝手は良さそうです。
KYO-KUKSAとゆう自分で仕上げるククサもあります。
選び方は自由ですし、ご自分のスタイルに合わせて選ぶと良いですね。
今回は何かと縁を感じた事が多く、出会いに感謝しております。
自分が探し求めていたアイテムに関わって頂いた方々。
本当に素晴らしい方々で私の個人の願いに尽力して頂きました。
こうして出会ったククサ、一生大事に使っていこうと思っています。