金剛山ハイキング ツツジオ谷ルート② 2015年1月12日
前記事はコチラ→金剛山ハイキング ツツジオ谷ルート①
美しい氷爆をしばらく堪能し、山頂を目指して出発しました。
ド素人の私には段々とルートが判り難くなってきました。
地図と踏跡をしっかりと見極めながら進んでいきます。
沢伝いに進む際に、踏跡が判別し難い場面が多くなってきました。
方角を確認すると尾根と平行に進むのでこのまま沢伝いに進みます。
この辺だったと思うのですが、地図から道が消えていました。
沢の途中でルートが無いので踏跡を頼りに進んでいきます。
恐らくこの辺りで新道と旧道の看板を見落として沢を遡行してました。
信用しきってはいけませんが赤テープと踏跡を頼りに進んでいきます。
最悪の場合、沢を下れば見落とした場所に戻れますし時間もありますし。
予定ルートから外れてしまったのは事実ですが、確実に道は目的地を示しています。
ソロならではの緊張感と迷ったかも!?のドキドキ感を楽しむのもアリですね。
こんなイレギュラーは初めてですが、何事も経験だと思います。
整備されている一般の登山道とは違い、自分が山にいると自覚させられます。
進んでいる内に沢が細く、水量が少なくなってきました。
季節的なものなのか、この辺りが沢の始まる場所なのでしょうか?
ここで沢とお別れです。 沢を背に尾根を目指して登ります。
思ったほど急登ではありません。 非常に登りやすい感じでした。
点々と雪上にあった穴。 動物の足跡っぽいですが何でしょう?
私の予想ではウサギの足跡だと思います。 何か可愛いですね。
深緑の季節だと藪漕ぎが大変そうですね。 アチコチ痒くなりそうです。
藪を抜けて視界が開けたと思ったら墓地に出ました。
帰宅してから調べ直したらこちらはツツジオ谷旧道だそうです。
足元に目をやると、先ほど見たのと同じ動物の足跡らしきものがありました。
高確率でウサギの足跡でしょう。 寒いのにほっこりした気持ちになります。
お邪魔しましたとお頭を下げて墓地を抜けるとお地蔵様が並ぶ所に出ました。
お地蔵様も寒そうですね。 昔話で傘地蔵とゆうのを思い出しました。
小学校の劇で傘を被せるおじいさんの役をやりました。 3年生だったかな。
ここまで来ると先程は谷間に居たので寒さが半端じゃありません。
美しく、静寂な白銀の世界がそこにはありました。
ここでiPhoneの電池が突然死。 32%あったのにカメラ起動で落ちました。
車で充電して100%だったのですが、低い気温のせいでしょうか?
よく見ると腕時計も動きが悪い。 低温のバッテリー劣化ですね。
写真どうしようかと思ってたら私は電話2台持ちでしたのでセーフです。
こんな事も想定して片方はガラケーにしていて正解でした。
出発してから丁度2時間、金剛山山頂に到着です。
可愛い雪だるまが沢山飾ってありました。 遊び心が良いですね。
備え付けられている温度計を見ると-5℃。 寒く感じるはずです。
1000回の参拝とか凄いですね。 毎日参拝しても3年弱。
何でも1万回以上参拝されている方もいるとか。 驚異的な記録ですね。
せっかく来たのでお参りしていく事にしました。
寒い中、何かの準備をされていました。 イベントでもあるのかな?
牛王様も背中に重そうな雪を背負っていました。
お不動さんも雪を被っていました。 何か白いニット帽を被っているみたいです。
こちらは行者堂。 役小角さんの像がおさめられているそうです。
十三重の塔。 十三佛を現しているとのことです。
因みに十三佛とは、不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・
薬師如来・観世音菩薩・勢至菩薩・阿弥陀如来・阿閦如来・大日如来・虚空蔵菩薩。
山と言えば山メシ。 といっても今回もお手軽なチキンラーメンです。
いつものアイテム、CLIKSTAND APPALACHIAN Ti COMBO。
この五徳はやっぱり風に強い。 問題なくお湯を沸かせることが出来ました。
寒い時に温かいラーメンは身も心も温めてくれます。
食後寒いのでさっさと撤収して下山。 山頂を後にします。
帰りは千早本道から登山口に戻ります。 階段ばっかりです。
退屈な階段をひたすら下り続けていると、何やら祠がありました。
楠木正儀の墓。 南北朝時代の武将。 首塚説ありと書いてありました。
千早本道から道が別れており、千早城跡に向かう道がありました。
せっかくですので本道から外れて千早城跡から下山することにしました。
寂しい感じの展望台。 曇っていたのであまり見晴らしはよくありませんでした。
さらに進むと千早神社に到着。 ここも閑散として寂しい雰囲気でした。
本丸跡とあるのでここに城の跡に建てられたのでしょうか?
お邪魔しましたと丁重に挨拶を済ませて、神社を後にしました。
静寂で、荘厳な雰囲気もあり、ロマンも感じられる素敵な場所でした。
中々と急な石段を下ります。 登りは結構疲れると思います。
下りは1時間強。 階段を降りきると登山口バス停横にでました。
今回は初めて金剛山に登りましたが気軽に登れる良い山だと感じました。
初めてのバリエーションルートはとても楽しかったです。
低温でのバッテリー劣化、ルート見失い等も良い経験になりました。
何事も経験することは大事ですね。 無事に帰れて今日も幸せです。