越美山地 荒島岳 2016年1月17日
facebookで知り合った友人達と、雪を求めて福井県は荒島岳に登ってきました。
1週間前の記録ですが、やる気が出なくてブログを放置していました。。。
大阪から車を走らせ4時間程で勝原スキー場跡に到着。
3日前までは大峯山 稲村ヶ岳に行く予定を急遽変更して福井入り。
理由は冬なのに関西に雪が無いから。 そう、雪が無いから。。。
今回は珍しくナイトハイクではなく、夜明けを待ってからの出発となった。
メンバーは私、Kさん、Pさん、Oさんと紅一点のFさんの5名。
6:50 勝原スキー場 出発。
良い笑顔の3人。 後に大変な思いをすることなど、この時は誰も想像すらしなかった。
暖冬の煽りを受け、福井まで来てようやく雪を踏みしめることが出来た。
水を得た魚の様に雪の感触を楽しむKさん。 相変わらず歩くのが早い。
既にメンバーはバラバラになったが、山歩きは個々のペースで歩く方が良い。
写真を撮ったり、後ろのペースを気に掛けていると、Kさんの姿は見えなくなっていた。
雪の感触と白く美しい世界を楽しむ、これこそ待ちに待っていた冬山の世界。
前日までの天気予報は最悪だったが、良い方向に裏切られて最高の天気に恵まれた。
体感温度も寒すぎることもなく、どちらかと言えば動いていると暑く感じる程。
遠くの山々が朝日を受けて、白い山肌が赤く美しく染まり始めた。
たまにトレースを外れてモフモフとした雪を愉しむ。
暫く進むとKさんが一服していた。 私より後続はまだ来ていない。
一旦合流してから再出発する為に、しばしの休憩タイム。
5分と待たずにメンバーが登ってきた。 良いウォーミングアップになった様。
勝原スキー場を出発してから小1時間、ようやく登山口へと取り付いた。
この辺りから雰囲気が変わり、雪山の素晴らしい景色を見ることが出来た。
私だけ日帰りには大き過ぎる60Lザック。 40L~45Lザックが欲しい。。。
冬山のデイアタックに30Lでは心許なく、60Lでは大き過ぎる。
仕方ないので60Lにアレコレ入れて18kg。 軽いトレーニングなってしまった。
振り返ってカメラを構えると、Fさん本日2回目の転倒の瞬間。
青空と雪、青と白のコントラストが美しい荒島岳の夜明け。
8:08 トトロの木 通過。
言われてみればトトロが出てきそうな可愛らしい木。
山の斜面から陽の光が差し込み、静かな山が目覚め始めた。
木の枝が額縁となり、遠くに望む別山、白山、経ヶ岳がとても絵になった。
8:42 深谷ノ頭 通過。
トレースがしっかりしていて、残念ながらスノーシューの出番は無かった。
このコースはブナの木々が美しい。 ただ歩いているだけで幸せな気持ちになれる。
途中でモフモフした雪に我慢できずにダイブ。 後ろで悪巧みするKさん。
キッチリとケリを入れられる私。 愚兄と愚弟のあるべき姿。
癒し系のPさんもダイブ。 何か後ろ姿が愛らしい。
9:20 しゃくなげ平 到着。
もちが壁の急登に備えて小休止。 他のハイカーもここで休憩していた。
私とKさんはノーアイゼン。 Oさん、Pさん、Fさんはアイゼンを装着。
ここから荒島岳 山頂まで、念の為に私が最後尾に付いた。
アイゼンを履いてから3人に悲劇が襲う。 伝染病の様に3人の足が攣り始めた。
原因は恐らく足元の冷えに加えて、締め付けによる血行の悪化だと思われる。
笑い事では無いが、プルプル震える足を見ていると面白くて笑ってしまった( ՞ਊ ՞)☞
生まれたての子鹿の様な震え方もあれば、一人エアー地震の様に震えていたり。
お陰で私の腹筋も震えて崩壊してしまったのは言うまでもないʅ(´՞ਊ ՞ )ʃ三ʅ(´ ՞ਊ ՞)ʃ
もちが壁までの景色は最高だった。 樹氷の美しさと遠くの景観が疲れを忘れさせた。
県外の山は殆ど経験のないPさんも果敢に山頂を目指して登っていく。
最後の坂を登り切ると稜線に出る。 看板のある場所が中荒島岳。
10:51 中荒島岳 通過。
ここでFさんの足が崩壊。 一度攣ってしまうと、中々完治しないので大変です。
この日は不調の様でした。 やはり暖冬の影響で、身体が冬に馴染みきれませんね。
3人共、攣った足を引き摺って、この急坂をよく登ってきました。
荒島岳 山頂は目前。 雄大な景色を楽しみながら稜線を歩いていきます。
立派なモンスターも、静かに私達を出迎えてくれました。
11:20 荒島岳 山頂 到着。
残念ながら曇り空になってしまいましたが、とても美しい眺望を望むことが出来た。
360度に渡って景色が楽しめる、素晴らしい山頂に感動。
これだけ無風で温暖なら、山頂でヤマメシを楽しめたかもしれない。
ゆっくりとコーヒーでもと思ったが、時間が押していたので下山開始。
下山時に極度の睡魔が襲ってきたので、私は皆より先に下山させて頂いた。
13:45 勝原スキー場 到着。
メンバーが下山してくるまで仮眠。 30分程で皆が下山してきた。
帰りは寄り道して九頭竜温泉 平成の湯で疲れを癒やし眠気MAX。
入浴後は武生まで足を伸ばし、気になっていたボルガライスを食らう。
お腹が減っていたのもあり、とても美味しくてあっと言う間に平らげてしまった。
帰りは大した渋滞も無く、スムーズに帰ることが出来た。
今年は雪が少ないので、遠くまで足を伸ばさなければ雪が無いかもしれない。
寒暖の差が激しいので、雪崩に注意しながら山行予定を考えようと思う。
即席チームだったが、素晴らしい仲間達との山行は最高に楽しかった。
Kさん、Oさん、Pさん、Fさん、本当に有難う御座いましたʅ(´՞ਊ ՞ )ʃ三ʅ(´ ՞ਊ ՞)ʃ